福岡県立大学によるヒト作りと福岡からの発信

私たちは、ショットから学んだ技術の普及にとっての最重要課題として、技術者の養成を中心としたヒト作りの事業に、設立当初より取り組んできました。

しかし、その当初の構想と、ささやかな実践を、実際に成果を上げることのできる内容へと高め、実現したのも、実に、福岡県立大学のプロジェクトでした。

プロジェクトは、教育機関である大学として、私たちの構想したヒト作りを、大学が取り組むべきリカレント教育事業として主体的に位置付け、一般市民を対象とした「足と靴と歩行」の啓発講座や、「足の疾患と靴の問題性」に関する医療従事者対象の講座等を、学内教官等を講師に実施することになりました。

さらには、私たちがショットから学んだ技術を、実践的な「足と靴の相談技術」、「足の悩みへの靴による対処技術」、「標準靴のカスタマイズ技術」等々として整理し、要望に応じて開講してきました。

その結果、私たちの構想した仕事は、モノ作りだけではなく、それ以上にヒト作りに関しては、福岡県内において初めて系統的に実施されることになり、当然のこととしてその成果によって、福岡県が私たちの事業展開の拠点となってきました。

そして、大学のプロジェクトが終了した今日でも、それを引き継ぐ活動が、福岡の地で「足と靴の悩み」を解消することによる「福祉拡充の運動」として発展し続けています。

こうして、ショットから学んだ技術を日本に定着させることを目標に開始した靴総研の活動が、福岡に拠点を持つことによって、私たちが当初掲げた二つの課題の達成に加えて、さらに、日本人一人一人に「足の保健に役立つ靴」を提供するという、いわば私たちの最終目標への歩みとなって、前進し続けています。

NPO法人 靴総合技術研究所