カール=ハインツ・ショット

カール=ハインツ・ショット
Karl=Heinz・Schott

1961年ドイツ・ホーンバーグ生まれ。曽祖父、祖父、父ともに整形外科靴マイスター(OSM)。
1979年ハノーファー市にあるOSM連邦組合の整形外科靴技術専門学校(ドイツでもっとも権威のあるマイスター養成専門学校)に入学。
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アルブレヒト・ブレイマン氏(ドイツ整形外科靴マイスター協会元会長)らに師事し、厳しい研修期間を経て、87年に首席で卒業。
1987年マイスター資格を取得。
同年「何も知らない国だから見てみたい」との好奇心から初来日
日本の足と靴の事情に衝撃を受け、ドイツ整形外科靴技術の日本への普及の必要性を痛感。
1988年オーストラリアでのドイツ整形外科靴技術の普及に着手し、自分の工房(Shoetech Pty Ltd)を設立。 
 |このかん、足と靴の科学研究所の講師として時折来日して、技術指導等を行う。
多くの日本人の足を診断し、日本人のための靴を開発、さらに整形外科靴技術の普及に尽力。
日本の著名な整形外科医とも親交を深める。
1997年朝日新聞「ひと」欄で活躍ぶりが紹介され、日本でのドイツ整形外科靴技術の普及にはずみがつく。
 
2003年
この時期、日本人技術者の養成のために頻繁に来日して技術指導を行う。
2004年以降、オーストラリア、ドイツを往来し、オーストラリアでの技術の普及をはじめ、整形外科靴技術の国際的発展に尽力。
特にオーストラリアでは、医療用製靴職人の技術指導を行いレベルの向上を図るとともに、医師、医療保険会社、政府機関に対し整形外科靴技術の意義を積極的に啓発する。
2012年国際整形外科靴技術者協会(IVO)世界大会のシドニー大会を成功させ、オーストラリアでの整形外科靴技術の公式認定へはずみをつける。IVO会長に就任。
2013年〜オーストラリア・サザンクロス大学で整形外科靴技術者の資格認定プログラムの開発に尽力するとともに、同大学で教鞭をとる。
2015年までの会長就任時にはIVOとWHOとの連携を確立するなど、整形外科靴技術の国際的な広がりに貢献。
ベトナムで4年間にわたり東南アジアの若者向け研修プロジェクトの講師を務める等、会長退任後もIVOでの指導的役割を担いつつ、オーストラリアを拠点に精力的に活動している。
2022年「整形外科靴技術の国際発展に貢献した人に贈られる賞」として新設されたIVO賞の第1回受賞者となる
NPO法人 靴総合技術研究所